朝日新聞社が1983年に行った「21世紀に残したい日本の自然100選」を記念して始まった「いつまでも守り続けたい 日本の自然写真コンテスト」(朝日新聞社・全日本写真連盟・森林文化協会主催、ソニーマーケティング株式会社協賛)は42回目を迎えました。全国から集まった作品は計1万1,686点。プリント応募が対象の[プリント部門]には746人から3,739点の応募があり、「最優秀賞」を含む66点が選ばれました。ウェブ応募の[デジタル部門]には2,067人から7,947点の作品が寄せられ、「最優秀賞 ソニー4K賞」と30歳以下の応募者を対象にした「ソニーネクストフォトグラファー賞」を含む32点が決まりました。風景や動植物、人間の営みなどをストレートに表現した作品を通じて、日本の自然の素晴らしさを再発見していただければ幸いです。
【審査委員】
海野 和男(写真家)
中村 征夫(写真家)
福田 健太郎(写真家)
前川 貴行 (写真家)
米 美知子 (写真家)
関岡 哲哉 (森林文化協会常務理事)
小林 修 (朝日新聞出版写真映像部長)
越田 省吾 (朝日新聞東京本社映像報道部長)
久松 弘樹 (全日本写真連盟総本部事務局長)
主催:朝日新聞社、全日本写真連盟、森林文化協会
協賛:ソニーマーケティング株式会社
※敬称略、肩書は審査当時
【総評】
今年もたくさんの魅力的な作品に出合えた。作者が被写体に敬意を持って、どれだけ対話をして撮影に臨んだかが伝わり、機材の進歩も味方に付けて、バラエティー豊かな切り口の作品が増えた。何よりもイメージを持って自然と向き合うことが大切だ。
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ライチョウの存在感がしっかりとありながら、広い構図で背景の山並みや光のまわり方にも気を配ったバランスの取れた作品だ。いとおしさという作者のまなざしが感じられ、小さな生き物に送るエールや自然との対話さえもが見えてくる。